2004年11月28日

金の卵は、巣立つことなく、卵のまま換金されて終わっていく。

このライトノベルがすごい!の中で、電撃文庫の編集の人が「金の卵」という単語を新人作家につかってらっしゃって、びっくりしました。


時代の差なのかもしれませんが・・・といっても、まだ、私も若いですが、

どうもGOO辞典などをみても「金の卵」の意味が、

きんのたまご 1 【金の卵】


(1)手に入れることの難しい、将来性のある若い人材。
(2)企業にとって将来が期待される商品や企画。


など、となっており、本来の意味が取りにくくなっていますね。

これ、意味は、優れた人材だから良いね。という意味じゃないんです。


雇用者にとって金を生んでくれる卵
というのが本来の意味です。

時代的ななりたちは、こちらのページをどうぞ。

つまりは、高度経済成長期に、中卒の上京者を安い賃金・劣悪な労働環境でコキ使い。使い物にならなくなったらポイ捨て。

雇用者はウハウハ。金がガッポガッポ。金になる卵というのが、本来の成り立ちなんです。

つまり、歴史的にあまり、良い意味じゃないんです。

それを、電撃文庫の編集の人が「金の卵」を見落とさないように発掘する。とコメントされていたので、そういう意図じゃないと思ってはいても、


金になりそうな新人を捕まえてきて、安くコキつかって、金を儲けてやる

と聞こえてしまいます。

すくなくとも、文章でお仕事している職場ですから、言葉の選び方には気をつけてほしい物です。

しかし、そういう、揚げ足取り的な、金の卵はおいておくとしても、

ライトノベル業界全体が、「安い賃金でコキつかって、卵のママ成長させない」という悪い方向にいきかねない予兆がでていることも確かです。

業界の人には、「卵」ではなく、「金の鳥」となるように、新人を育成して、そらたかく羽ばたかせてくれるように、がんばってほしい物です。


p-6806241 at 04:46 │Comments(4)TrackBack(0)金! 

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この記事へのコメント

1. Posted by CAX    2004年11月29日 11:16
「金の卵」って言葉の元々のネタ元は「イソップ寓話」では? 昭和の高度成長期には皮肉的にそういう使い方をしていただけかと思うのですが、どうなんでしょう?
2. Posted by 心は萌え    2004年11月29日 12:58
金の卵を産むガチョウの事でしょうか?<イソップ童話。

だとすると、あってますよ?。

結局、金の卵は、お金のために換金されるだけの存在というのは、イソップ童話でも、同じです。

正しく言うならば、「金の卵を産むガチョウ」と表現すべきで、「金の卵」で止めてしまうと、換金目的でとまってしまいますね。
3. Posted by gam    2004年12月01日 18:24
この場合「ダイヤの原石」とか表現するのがベターな感じですよね
4. Posted by 心は萌え    2004年12月02日 06:43
金儲けの材料という意味では、金でも、ダイヤでも同じですね。

「芸術家の卵」などの、直接的な金銭との結びつきがない=才能を伸ばしてあげたいという表現ならともかく、

いずれにしろ、儲け主義を全面にだしたような表現を、出版者側がするのは避けるべきかと思います。

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